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世界に届け!感動の旋律


ピアノパラリンピック支援コンサート開催

ふくやま芸術文化ホールリーデンローズで11月24日(金)ピアノパラリンピック支援コンサートを開催しました。

ピアノパラリンピックは知的障害や身体障害を持ちながらピアノ演奏に挑戦する人々の国際的祭典。

2005年1月、横浜市で「第1回ピアノパラリンピックin Japan」が開催され、多くの人の感動を誘いました。

ローズ福山は「第2回ピアノパラリンピック」の開催を実現するため、国内、国外への普及活動のお手伝いをする目的で今回のコンサートを企画。

「第1回入賞者を含めた、個性的な演奏者たちによるコンサートを開きます。

皆様はきっと今までになかった新たな感動をご経験なさることでしょう。
さらに、これは新しい音楽運動のひとつともいえるでしょう。」と迫田時雄さん
(ピアノパラリンピック委員会委員長)はコンサートのすばらしさを紹介しました。

音楽が大好き、ピアノが大好きという出演者たちの音色はまるで澄み切った青空のよう。その演奏は、会場を埋め尽くす満員の聴衆の心に深く響き渡り、大きな拍手が鳴り止みませんでした。
川端 留実さん写真 床次 佳浩さん写真
川端 留実さん
(呉市出身)
フランス組曲
第4番変ホ短調/バッハ


現在、広島文化短期大学
音楽家在学中。

高機能自閉症による知的障害がある。

小学2年生の時の担任が
留実さんの音楽の才能に気づく。

中学校入学時にフルートも始め、
料理も得意の20歳。

床次 佳浩さん
(神戸市出身)

英雄ポロネーズ/ショパン

病気の後遺症により
右半身麻痺が残り、
右手の指が動かなくなる。

左手だけでピアノやリコーダーを
見事に演奏する。

ただでさえ難しい「英雄ポロネーズ」を
力強く、堂々と演奏。

彼の障害を知らなければ誰が
左手一本で演奏していると
思うだろうか・・・。

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平田 由紀子さん写真 桑原 良恵さん写真
平田 由紀子さん
(福岡市在住)

トロルドハウゲン
   婚礼の日/グリーク


自閉症で中度の知的障害がある。

小さい頃から音楽や絵を
描くことが大好き。

音感が鋭く小学6年生の時から
ピアノに興味を持った。
ピアノを弾ける画家を目指している。

桑原 良恵さん
(岐阜県出身)


夜想曲「遺作」/ショパン

現在、名古屋芸術大学
短期大学部2年生。

5才で失明、四股が湾曲、
軟骨異常、言語障害、難聴等、
様々な障害を持って生まれた。

大学では、ジャズピアノを専攻。
様々なジャンルのピアノ音楽に
挑戦している。

心にしみる良恵さんのピアノは、
多くの人の心を感動で震わせた。

アンコールの「さくら」は
第1回ピアノパラリンピックin Japan
出場の際の課題曲。
優しく、力強い演奏に
大きな拍手が沸き起こった。

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濱 美由紀さん写真 平岡 麻衣子さん写真
濱 美由紀さん
(福岡市在住)

ため息/リスト

生まれつき聴覚障害を持つ。
補聴器なしでは聞こえない。

3歳からピアノを習い、
昨年はカナダでも演奏した。

将来は
学校の先生になり、
子どもたちに音楽の楽しさ、
喜びを伝えたい。

心の琴線に触れるような優しい演奏に、
目を閉じて聞き入っている人が
たくさんいた。
平岡 麻衣子さん
(広島市在住)

ジャコンヌ/バッハ

オーストリア、ウィーン市立
音楽大学留学中、事故に遭い、
全身麻痺と高次脳障害が残る。

リハビリに専念する中、
再びピアノに向かい始めた。
ピアノを弾いているときが
どんなときよりも生き生きしているという。

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片山 広樹さん写真1 片山 広樹さん写真2
片山 広樹さん (福岡市在住)

ソナタ「月光」/ベートーベン

1ヶ月の早産、仮死状態で産まれ、脳性小児麻痺。現在は松葉杖歩行。

指先の機能訓練のために小学3年生からピアノを習う。
各地で演奏活動をしている。念願だったCDも完成した。

12月17日(日)に、福山でコンサートを開催予定。
流れるようなやさしいタッチの演奏にみんなウットリ。その音色は聴衆の心を魅了した。

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